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帝京大学医学部附属病院、オラクルのSOA製品を活用し、医療情報の連携基盤を構築

2009 6 17


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~電子カルテや部門システムの医療情報の集約と一元化により、
    ITを活用した戦略的な医療の実現を目指す~

- 日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、帝京大学医学部附属病院(所在地:東京都板橋区、病院長 小寺 一興)が医療情報の可視化によるヘルシー・ホスピタルの実現のため、オラクルのミドルウェア製品群で構築したSOA*(サービス指向アーキテクチャ)基盤により、医療情報の連携基盤「iEHR (Electronic Health Record)」を構築したと発表しました。
*SOA(Service Oriented Architecture):システムを「サービス」の集まりとして構築する設計手法
- 帝京大学医学部附属病院は全国に82ある特定機能病院のひとつとして高度な医療を提供し、救急救命センターや総合周産期母子医療センターなどの施設を備える病院です。同病院は、最新の施設・設備による充実した医療体制でさらなる地域社会への貢献を目指すため、2009年5月、病床数1,154という国内最大規模の新棟での診療を開始しました。
- 同病院では、「ヘルシー・ホスピタル」というテーマを掲げ、「来院する患者さんが病を癒し健康になる場所」、「働く人々が納得する場所」、「社会に開かれた医療の場所」の実現を目指しています。
- 国内の医療分野では、2004年頃から医療環境のIT化への取り組みが活発化しています。多くの医療機関では電子カルテの導入が進み、入院予約や各種検査、薬の発注など、いまやITシステムは不可欠といえます。
- 帝京大学医学部附属病院は、ITによる経営や物流面での効率化だけでなく、医療現場におけるIT化の推進により業務の効率化を図る必要もあると考えました。また、病床数が500を超える大規模病院の場合、人的ネットワークだけに依存した運用には限界があり、必然的にITを活用した業務の効率化が求められると判断しました。
- 同病院は、2005年、戦略的なIT活用の構想を実現するため、帝京大学ちば総合医療センターでパッケージ製品を利用せず電子カルテシステムを一から構築しました。
- しかし、新しい電子カルテシステムでは、個々の既存システムごとに、電子カルテシステムと連携させるためのプログラム開発や、新たな検査機器の導入やリプレースが発生するたびに連携プログラムの書き直しが必要であり、情報の一元化には莫大な時間とコストを必要とするという課題を残しました。
- そこで、帝京大学医学部附属病院では、2009年、既存の電子カルテシステムなどを利用しつつ、医療情報の集約と一元管理による患者情報や検査情報などの可視化を実現するため、「Oracle BPEL Process Manager」や「Oracle Service Bus」をはじめとするオラクルのSOA技術を活用し、既存システムにほとんど手を加えずに医療情報の連携基盤「iEHR」を構築しました。

医療情報の連携基盤「iEHR」の特長
- 帝京大学医学部附属病院では、この仕組みにより電子カルテシステムと既存の部門システムの情報を連携させ、各システムのデータを集約・一元管理してポータルサイトや携帯端末からいつでも閲覧できるようになりました。可視化により、医師やスタッフは患者情報や検査情報などのリアルタイムかつ的確な入手が可能となり、無駄な業務の見直しとスタッフの能力をさらに活かし、病床が増えた状況での迅速な運用も可能になりました。
-「i」は「Integration」「Interface」を意味し、各種システムの情報の一元化、人間と医療機器のインタフェースをITが担うことを表します。一例として、医師が血液検査をオーダーし、結果に急を要する異常値が見つかった場合、従来の医療現場では検査技師がそれを医師に伝えるために病院内を探し回ることになりました。しかし、血液検査システムと電子カルテシステムがワークフローレベルで連携すれば、異常値の情報を自動的に伝達することも可能です。
- 「Oracle Database 11g」と「Oracle Real Application Clusters」の採用により、医療情報の厳重な管理に成功しました。
- 30TBの医療情報基盤データベース、100TBの各種画像データ蓄積用のストレージに対し、「Oracle Automatic Storage Management」を導入し、高価な高速ディスクと安価な低速ディスクの組み合わせにより、大幅なコスト削減を実現しました。

- 帝京大学医学部附属病院では、今後、医師やスタッフが必要とする情報の密度をさらに高めるため、各システムの連携をさらに強化する予定です。また、常時約600人の看護師が稼働する同病院では、ITを用いたタイムリーな情報提供をさらに推進し、看護師が情報を求めて院内を移動する時間の削減を目指しています。1人につき1日あたりわずか1分間の削減でも、合計では600分、つまり1人分以上の労力に値します。その時間を患者さんのケアといった本来の業務に活用しようと考えています。

帝京大学医学部附属病院
開院:1971(昭和46)年9月
職員数:約1,600名
許可病床数:1,154床
概要:大学病院に求められる研究・教育の機能に加え、特定機能病院として高度な医療を提供し、救命救急センターや総合周産期母子医療センターといった救急医療施設も備える。がん診療連携拠点病院、災害拠点病院などの承認・指定も受けている

●関連リンク
帝京大学医学部附属病院
「Oracle Fusion Middleware」製品概要
「Oracle Database」製品概要
「Oracle Real Application Clusters」製品概要

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,251名(2008年 11月末現在)。

■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 小林
TEL: 03-6834-4836 FAX: 03-6834-6144 E-mail: Mamoru.Kobayashi@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
YouTube日本オラクル広報チャネル http://jp.youtube.com/user/oraclejapanpr

* Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。